3月5日に数十年来お世話になっているお客様から、電話があり、近くで工事をしているという屋根業者が「今、工事している現場から見るとお宅の屋根に不具合があるので、無料で点検してあげる」と言って来たそうです。いつもやってもらってる業者があるのでと言って断ったそうですが、やっぱり気になるので見て欲しいとのことでした。
またかという感じでしたが、丁度3月6日に近くで外装(屋根・外壁・ベランダ防水等)を見て欲しいとのご依頼がありましたので、点検させて頂きましたが問題はありませんでした。経年劣化で漆喰(しっくい)の補修は必要になると思いましたが緊急性はありませんでした。屋根の上から見ても近所で工事している現場もありませんでした。
今、ニュースでも「屋根の点検詐欺業者」が問題になっていますが、結構昔からあり、お客様から不安なので見て欲しいというご連絡が結構な頻度であります。そして、点検して大きな問題があったお家はまずありません。弊社にご連絡頂いてよかったと思いますが、点検商法の業者を屋根に上がらせると、「屋根をずらす」「釘をまいて釘が抜けているように見せる」「瓦を割る」「テープをはって緊急の補修をしたように見せる」などの手口で不安をあおり、その場でお金を請求されたり、法外な契約を結ばされてしまうという被害が発生してしまいます。防ぐ為には、確実なのは、インターホンがなっても見知らぬ人だったら応答しない(画面付きのインターホンが必要です)ことだと思いますが、出てしまった場合は「いつも、世話になってる業者さんがいるので問題があれば、そちらでみてもらいます」と言って断って絶対に屋根に上がらせないでください。